リアルウエスタン > ロデオ > これがロデオだ! > ブル・ライディング
ブル ライディング
Bull Riding
 ビデオ映像 (530KB)
bullride.jpg (22303 バイト)

ロデオの花形種目といえば、やはりブル(去勢していない雄牛)に乗る、ブル・ライディングである。牛に乗るといってもその牛は写真に見られるように角も恐ろしく、ごつい巨体を持つブル。その上に乗るのだ。ブルは上下に飛び跳ねる上に、さらに左右にひねりが加わり回転し、乗るのが難しく、乗った後にも選手に襲いかかり非常に危険だ。降りた後に角でつかれて命を落とすことも少なくない。

ブル・ライディングも、馬の種目と同様、8秒間乗り切らなければならない。

8秒以上乗り切らないと失格で得点はもちろんゼロ。ライダーは、片手でブル・ロープと云われるブルに巻きつけたロープを握り、もう片方の手は空中に上げてバランスを取るが、この8秒間、ライダーはこの空中に上げた手が自分の体やブル、器具類、地面に触ると失格となる。

また、自分の膝が牛の背骨より上に上がっていると、その間、時計が止められ、乗っている時間の合計が8秒以下だとやはり失格になる。

8秒以上乗り切ると、選手に点数が与えられ、点数の付け方はベアバック・ライディングと同様。だが、ブルの点数は、ブルがただ真すぐ走ると低く、左右に回ると高くなる。とにかく、ブルが乗りにくい動きをするほど高くなる。つまり、選手がうまく乗れてもブルがそれほど暴れなけば点数は低くなってしまう。また、足でブルを蹴る動作をすると、選手の点数はさらに高くなる。

また、ブル・ライディング では、ベアバック・ライディング や サドル・ブロンコ・ライディングとは異なりスパー・アウトやスパーリングはなく、スパー(拍車)をブルの体に突き付けたまま乗る。

牛が横倒しになった場合などは、リライド・オプションが与えられ、後に乗り直しとなる。どの牛に当たるかは、抽選で決まる。

Written by Randy Reese and Edited by Masaji Munekuni.


Copyright © 1998-2006 Real Western All Rights Reserved.
無断転載禁止